布団でダラダラすると体に起こるヤバいこと

布団でダラダラすると体に起こるヤバいこと

みなさんどうもこんにちは

今回は科学的エビデンスを基に

朝、ついつい布団の中でダラダラ過ごしてしまうと

人間の能力が大きく下がってしまう理由

体に起こる3つのデメリットと

そうならない為の簡単な解決方法を解説していきます。

ではいきましょう。

ダラダラすると起こるデメリット

まず、早速ですが

朝、布団の中でダラダラ過ごしてしまう事で起こる

1つ目のデメリットが

メンタルの悪化、疲労感の増加です。

例えば、平日にバリバリ働いて休日は自分のためにしっかり寝たのに

なんだかやる気が出ない。たくさん寝たはずなのに

何故か、日中も眠たく感じてしまう。

こういう経験ってよくあるじゃないですか。

この現象を科学的観点から説明すると

「たくさん寝たのにやる気が出ない」ではなくて

「たくさん寝たからやる気が出ない」です。

研究データ

ここで、2007年に行われた研究を紹介させて頂くと

健康な成人男性にいつもより2時間長く寝てもらう

もしくは布団の中でダラダラさせた結果、脳機能の低下・疲労感の増加

うつ傾向などのメンタルの悪化、CRPと言われる体の炎症レベルの上昇など

さまざまな体の不調が確認されています。

たくさん寝たにもかかわらず

脳機能は落ちて疲労感も高まってしまって、何のために寝ているのかわからない

という状態になってしまいます。

デメリット2

そして2つ目のデメリットが

睡眠の質の低下です。

科学的に効果のある快眠方法は数多くありますが

現時点で、一番効果が高いと言われている睡眠法が

2011年にアリゾナ大学が発表している

刺激制限療法と呼ばれる睡眠法です。

この刺激制限療法で特に重要なのが

起きる時間を一定にする事と

ベッドもしくは布団を睡眠以外の目的で使わないというポイントです。

眠りにつくときだけ布団に入る。これを徹底することによって

布団=寝る場所なんだと脳が認識するようになります。

そうすると、布団に入った途端に脳は寝るモードに入る。

これが科学的に一番効果が高いとされている睡眠法なんですが

朝、布団でダラダラ過ごしてしまう行為は

刺激制限療法では絶対にやってはいけない行為で

布団の中で睡眠以外の事をしてしまう事によって

「布団=寝る場所」として脳が認識しなくなってしまう。

だから睡眠の質が低下してしまうんです。

デメリット3

そして最後、3つ目のデメリットが

認知機能の低下。頭の回転が悪くなることです。

1つ目のデメリットで解説した研究にもあったように

朝に、ついついダラダラ過ごしてしまう行為は

脳機能の低下を招きます。

そして、2つ目のデメリットにもあった睡眠の質の低下も

ダラダラ過ごすほどに進んでいきます。

そうすると睡眠の質が落ちる事による脳機能の低下も同時に招いてしまう事になります。

長時間だらだらすることによって頭の回転が悪くなって

さらに睡眠の質が落ちる事によっても頭の回転が悪くなるというヤバい状態になります。

解決策

というわけで、ここからは睡眠の質を高める

スッキリ起きる為の簡単な解決策を解説していきます。

まず、ダラダラするのは良くないのは分かったけど

実際に何時間寝ればいいのという点については

6~8時間の間で睡眠時間を設定することが重要です。

睡眠時間が短いのが体に悪いのは皆さんご存知かと思いますが

睡眠時間が長いのも同じくらい体に悪いんです。

例えば、休日に9時間、うっかり寝てしまったとすると

5時間しか寝ていないのと同じくらい

体とメンタルにダメージが残るという事になります。

そして、次にスッキリ起きる為のテクニックが

スマホで起きる時間をアラームとして設定して

そのスマホをベッドから出ないと手の届かない場所に置いておくことです。

バカらしいほどに簡単なテクニックですが

そのメリットがエグくてですね

まず、寝る事に集中できます。

寝る直前にスマホをいじる人、多いと思うんですけど

スマホのブルーライトが目に入る、これはお昼に寝ようとするのと同じくらい

寝つきが悪くなりますし、余計な情報が頭に入る事によって

脳は興奮します。そうすると眠れない。睡眠の質が落ちる。

こんな状態をスマホを遠くに置くことで防ぐことが出来ますし

朝起きて、まずするのがスマホをいじる事になっている人、多いと思うんですよ。

そしてそのままダラダラ布団の中でスマホをいじりながら過ごしてしまう。

これも布団から出ないと手の届かない場所に置くことによって

防げます。そしてアラームが少し離れた場所でなる事によって

狙った時間にも起きれます。

一度、実践して頂ければびっくりする位に

睡眠の質が上がると思うんで実践して頂ければ嬉しいです。

まとめ

最後にまとめなんですけど

朝、布団の中でダラダラ過ごしてしまう事によって

脳機能の低下、疲労感の増加、うつ傾向などのメンタルの悪化

CRP、体の炎症レベルの上昇

睡眠の質の低下などさまざまなデメリットがあるよと。

そして、それを防ぐためには

睡眠時間を6時間から8時間の間で設定して

アラームを設定したスマホをベッドから出ないと手の届かない場所に

置くことによってびっくりする位に睡眠の質と日々のパフォーマンスが向上する

そんなお話をさせて頂きました。

▼参考文献

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26140821

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19238807

https://www.annualreviews.org/doi/abs/10.1146/annurev.clinpsy.3.022806.091516